3月4日(火曜日)
完璧主義第2弾ということで、前回の内容に付け加えて書かせていただきます!
ぜひ最後まで読んでいただき、ご意見、ご感想をいただきたいです!

『完璧主義』 < 『未完成』
【導入】帰り道の気づき
今日、仕事帰りにふと気づいたんです。
『あ、私、完璧にやろうとするから逆に疲れてるんだ』って。
例えば昨日のプレゼン資料、100点を目指して徹夜したのに、上司から『情報が多すぎる』と指摘されました。
でも先週、時間がなくて8割程度で出した企画書は『シンプルで良い』と褒められた。
この矛盾こそ、完璧主義の落とし穴なんです。
完璧主義で頑張っているはずなのに、結果的に思うように評価されないことがあります。
それがなぜなのか、どこに落とし穴があるのかを探っていきましょう。
【本編1】「完璧」は存在しないという真実
完璧主義者の多くが抱える問題は、実は「完璧」とは何かを追い求めることそのものにあるのです。
- 事実データ: ハーバード大学の研究によると、完璧主義者の70%が燃え尽き症候群を経験しています。
- 人間の認知特性: 完璧という概念は、実は主観的なものです。自分が完璧だと思うことでも、他人から見れば「過剰なこだわり」に映ることがあるのです。
- 具体例: レストランの星付きシェフでさえ「最高の料理」ではなく「ベストを尽くした瞬間」を提供しています。
完璧を追い求めることは自己満足に過ぎず、他人の期待に応えるための本質的な価値を見逃してしまう可能性があります。
大切なのは、完璧ではなく「進化し続けること」です。
【本編2】「8割完了」が生む3つの好循環
では、なぜ「8割完了主義」が重要なのでしょうか?
それは、成長を加速させ、モチベーションを保ち、意外な形で評価を上げる力があるからです。
- 加速する成長サイクル
- 例えば、スマホアプリの「β版リリース」思想のように、早く不完全なものを出してフィードバックを受け、それを改善していくというサイクルが、成長を加速させます。完璧に仕上げる前にリリースし、どんどん改善を重ねていくことが、最終的に成功へと繋がるのです。
- モチベーションの持続
- 脳科学の観点から見ると、小さな達成感(ドーパミン)を得ることが、長期間のモチベーション維持に繋がるといわれています。完璧を目指して一気に達成しようとするのではなく、「明日の自分へのバトンリレー」として、少しずつ前進する感覚を持つことで、ゲーム感覚で楽しく仕事が進んでいきます。
- 意外な評価アップ
- 未完了の状態が人々の記憶に残る心理的な効果(ツァイガルニク効果)を活用すると、あえて「8割」の状態で仕事を終わらせることで、「あの人にはまだ伸びしろがある」という期待値を生み出すことができます。これが意外にも評価を上げることに繋がります。
【本編3】今日から始める「8割主義」実践法
では、どうすれば「8割主義」を実践できるのでしょうか?以下の方法を取り入れてみてください。
- 数値化ルール
- 時間:「このタスクに使えるのは最大90分」と時間を制限してみましょう。
- 量:「スライドは10枚以内」「文章は3段落まで」と量に制限を設けて、完璧を目指さずに効率的に仕事を進めることができます。
- 完了基準の明確化
- 必須要素:A(必ずやらなければならないこと)
- あったら良い要素:B(あると良いけれど、なくても問題ないこと)
- 削れる要素:C(あえて削ってもOKなこと)
- Aだけ完了すれば「8割達成」と考え、残りは次回に回すなど、完了基準を明確にしておくことで無理なく進められます。
- 習慣化のコツ
- 「終わらなかったことリスト」よりも「終わったことリスト」を作成することで、達成感を実感しやすくなります。これによって脳が「不完全」を許容できるようにリプログラムされ、次第に完璧主義から解放されていきます。
終わらなかったリスト < 終わったことリスト
今日は何が達成できたのかが分かり、達成感を得ることができる。
【結論】不完全こそが進化の証
芸術家・岡本太郎の言葉『完璧などつまらない。人間は未完だから美しい』通り、不完全な状態で前に進む勇気が、結果的に『成長という完璧』への最短ルートです。
明日からは、意識的に『ここでやめておこう』と手を止める練習から始めてみませんか?
読者への問いかけ
あなたが今週『8割でOK』と決めるタスクは何ですか?
その選択が、1年後のあなたにどんな成長をもたらすか想像してみてください。

以上になります!
春の食べ物と言えば?
ちらし寿司?(笑)