「真の働き方シリーズ第2弾」完璧主義の落とし穴と抜け出すための方法。

落とし穴 仕事

2月18日(火曜日)

**【読者との雑談コーナー】🌷** 

ここ数日、窓を開けるとどこからか梅の花の香りがふわっと流れてきませんか?

街を歩けばコートのボタンを外す人が増え、コンビニの店頭にはいつの間にか「桜モチーフのお菓子」が並び始め……。

春の気配が足元をすり抜けていくのを感じています。 

実はこの「季節の変わり目」、私にとっては**思考のリセットタイミング**でもあります。

冬の間に凝り固まった習慣を見直し、新しいチャレンジを始める——そんな時期。

ただ今年は一味違って、「無理して変わらなくていいや」と肩の力を抜いてみたんです。 

というのも、先日ふとカフェで目にした常連客の変化がヒントに。

毎日ノートPCをカタカタ叩いていた方が、このところ手ぶらで珈琲を味わっている。何気ない光景に「ああ、この人も『完璧な作業環境』から解放されたのかも」と想像した瞬間、自分の中の「がんばりすぎスイッチ」がポロリと外れたような気がしました。 

では本題へ——この春、完璧主義の鎖をほどくために私が実践した「3つの思考トレーニング」をお話しします。

もしかしたら、窓の外を流れる春風のように、ふわりと心が軽くなる方法が見つかるかもしれません。

完璧にこなさなければならないという思いが、私をどんどん疲れさせ、最終的には思考を麻痺させ、体力的にも精神的にも限界を迎えていた時期がありました。

締め切りに追われながらも、「もっと良い方法があるはず」と作業を繰り返し、気づけば生産性は最悪…。

そんな時、ふと気づいたんです。

「完璧を目指すことが、最大の落とし穴だった」と。

今回は、完璧主義に悩むあなたに向けて、私が実践した「思考の軌道修正法」を、体験談を交えてお伝えします。

完璧を追い求めるあまり疲れてしまっている方、ぜひ参考にしてみてください。

100%の落とし穴。


■「完璧主義」が生む負のスパイラル

「もっと良い成果を」と思うこと自体は、当然ポジティブなこと。

しかし、行き過ぎるとそれは「不完全な状態は許されない」という強迫観念に変わり、心身に大きな負担をかけます。

私が抱えていた問題はこんな感じです:

  • 「100点でなければ意味がない」という思考
    80点でも十分評価される場面でも、私自身が自らハードルを上げて、結果的に疲れ果てていました。
  • 時間管理の破綻
    1つの作業に時間をかけすぎて、他のタスクが圧迫される悪循環。
  • 創造性の低下
    余白がないスケジュールが、アイデアや新しい発想を狭めていました。

この「全か無か思考」とも呼ばれる状態から脱するために、私は次の3つのトレーニングを始めました。


■実践①「空白の時間」をあえて作る

「何もしない時間は無駄だ」と思っていた私。

しかし、脳のパフォーマンスを回復させるためには「空白の時間」が必須だと気づきました。

実践したポイントは以下の通りです:

  • 15分の「ぼーっとする時間」をスケジュールに組み込む
    例:昼休み後にスマホを触らず、ただ外を眺めるだけ。この時間が重要でした。
  • 「休むことも作業の一部」と再定義する
    休息している間に罪悪感を感じることもありますが、「この時間が明日の効率を上げる」と自分に言い聞かせるようにしました。

意外にも、空白の時間後の集中力は1.5倍以上にアップ!

脳が情報を整理できる時間を持つことで、思考の質も大きく改善しました。


■実践②「10分早く終わらせる」と決めて作業する

完璧主義者に多い悩みが、時間制限がないとついつい作業が延々と続いてしまうこと。

そこで私は「いつもより10分早く終わらせる」というルールを設定し、次のように工夫しました

  • 作業前に「絶対に外せない要素」だけをピックアップ
    例えば、資料作成なら「結論の明確さ」に集中。デザインは後回しでOK。
  • タイマーで区切りをつける
    「この10分でアウトライン作成→次の10分で肉付け」と細かく時間を分けることで、無駄なく作業を進めました。

この方法で気づいたのは、「80%の完成度でも十分通用する場面が9割」ということ。

完璧さよりも、重要なのは「適切なタイミングで提出する」ことだったのです。


■実践③「10の思考法」で柔軟性を鍛える

完璧主義者の根本には「これが正解だ」という固定観念があります。

これを打破するため、私は「1つの物から10の使い道を考える」というトレーニングを実施しました。

具体例:ボールペン

  1. 文字を書く
  2. 髪をまとめる
  3. メモ用紙に穴を開ける
  4. ストレス解消用のツール(クルクル回す)
  5. 定規代わりに線を引く
  6. 荷物の仮止めクリップ
  7. 簡易的なドライバー
  8. 紙飛行機の重し
  9. 緊急時の護身用具
  10. スマホスタンドの支え

最初は5個しか思いつかなくても、継続するうちに「正解のない発想」に慣れ、物事を多角的に見る癖がつきました。

このトレーニングの目的は、「この方法しかない」と固執せず、代替案を思いつくスピードを上げることです。


■「完璧」より「進化」を選ぶ

これらのトレーニングを3ヶ月続けた結果、次のような変化が現れました:

  • タスク消化スピード:1.8倍
  • ミス発生率:変化なし(完璧を目指さなくても品質は維持できた)
  • ストレスレベル:40%減

最も大きな気づきは、「不完全な状態から始める勇気」の重要性です。

完璧主義は確かに強みでもありますが、コントロールを失うと自分を傷つける刃になります。

もし今、行き詰まりを感じているなら、「80%の力」で走ってみてください。

意外にも、ゴールに近づいている自分を発見できるはずです。

「完璧である必要はない。進化し続けることが、真の成長だ」――今日から、そんな風に肩の力を抜いてみませんか?


結論

完璧を目指していた日々は、無駄にストレスを抱え込み、最終的には生産性を低下させていました。

しかし、意識的に「不完全でも進める」「休むことも作業の一部」と考えることで、逆に効率を上げ、柔軟な思考を手に入れることができました。

完璧主義を卒業し、少しずつ進化し続けることが、心身ともに健全な成長に繋がるのだと実感しています。

完璧でなくても大丈夫。

皆さんもぜひ、試してみてください。

もうすぐ春だ!

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